子ども英会話レッスンで英語勉強を続けている4歳の娘がいる「ぴの」といいます。
この記事では、
・幼児期から英語を始めても日本語の習得に支障はないの?
・年齢に合わせた英語学習の環境をどのように作ったら良いの?
・英語教材は買ったほうがいい?
こういった悩みを抱える親御さんにオススメの本、
『子どもの未来を広げる「おやこえいご」バイリンガルを育てる幼児英語メソッド』を紹介します。
この本を手に取ったきっかけ
「英語は親から子どもへのプレゼント」
私は娘に英語を習得してもらい、将来の選択肢を増やしてほしいという思いがあり、とにかくこの本でその必要性や、環境づくりの方法などを勉強したいと思いこの本を手に取りました。
この本でわかること
この本では
・年齢に合わせた子どもらしい生活を大切にしながら、その生活に少し英語を取り入れ、将来への「英語の種まき」をするための方法
・幼児英語教室のメリットや選び方
・年齢別のおやこえいごの進め方
この本で進めている「おやこえいご」の最大の特徴は
英語を教えることではなく、子どもが小さいうちに英語に触れさせ、慣れ親しませること
です。
英語に労力を割きすぎることなく、無理なく、バランスの良い子育てをすることで子どもの知的好奇心を育み、18歳になった時に、自分の人生を切り拓いていける、そんな教育が「おやこえいご」なのです。
本の概要
この本で書かれている「おやこえいご」のメソッドをざっとまとめます。
おやこえいごの最終目標は
18歳でバイリンガルになること
です。
そのために一番吸収力がある幼児期から英語に慣れ親しむ環境を作ることが必要とされています。
時期 | 取り組み方 |
0歳〜1歳半 | パパママとの直接のコミュニケーション。 ふれあいを大切にしながら時々英語を織り交ぜる。 |
1歳半〜幼稚園 | 英語の音への柔軟性があるこの記事に子どもの好きな動画を使って大量のインプット。 週に1回英語教室に通うことで相乗効果が高まる。 |
幼稚園〜小学校低学年 | 学びの楽しさを育むことでこれからの英語学習をスムーズに。 週1回の英語教室を活用して英語モードに。 |
小学校高学年 | これまでの積み重ねが花開く頃。 精聴・発音・文法にも挑戦を。 |
中学校〜高校 | 文法の確認と音読で英語力の定着を。 可能なら海外経験をさせること。 |
表にすると簡単に見えますが、実際におやこえいごを続けようとするとなかなか難しいものです。
その継続のコツがこの本では詳しく解説されています。
例えば
・親に必要な心構え
・動画のおすすめ
・幼児英語教室の選び方
これらをしっかりと理解した上で、おやこえいごを進められると親にとっても子どもにとっても
ストレスなく、無駄なく続けていけることでしょう。
口コミ
ここでは口コミをまとめてみます。
良い口コミ
男性の口コミ子どもの英語教育について、様々な意見や考え方がある中、親としてどのように接していけば良いのか、極めて実践的な情報も盛り込んであるガイド本です。筆者は英語教育にずっと携わり、母としても2人の子供をバイリンガルに育て上げた方とのこと。 18歳になった時に、子供がより多くの人生の選択肢を持てるようにしてあげる。そのために親が出来ることを、経済的な負担も勘案しながら具体的な提案を示してくれています。 言語の習得にはインプット量と時期が大事です。柔軟に英語の音に慣れる事ができる幼少期に如何に親がうまくインプットしてあげるかによって、将来のアウトプットが変化します。 流行のフォニックスが本当に日本語主体の生活をしている子供達に有効なのか?など、幼児の英語教育について客観的かつ実用的な視点で解説してくれています。それぞれの家庭事情に応じて、どう取り入れるかは親の選択次第でもあります。 親が英語苦手でも本に紹介されている「おやこえいご」の方法を継続すれば子供の英語力は伸びるのだと信じさせてくれる本だと思います。大人で言語習得について興味のある人も一読の価値あります。何が自分にとって合うのかは、実践しながら調整していくものだという柔軟性も必要ですね。
女性の口コミおすすめの本です。特にこれから親になる方々や現在子育て中の親御さんたちにぜひとも読んでほしいと思います。二人のお子さんをバイリンガルに育て上げた経験や英語教師としての豊富な経験をもとに、第二言語習得等の専門的な話もわかりやすく織り込んで書かれた本書には、「おやこえいご」に役立つ情報もたくさん載っています。日本は今、アジアの中でも一番英語が苦手な国の一つとだと思います。「おやこえいご」は、自分の子どもが成長したときに世界を広げていくことができるようになるための親から子へのプレゼントだと著者は言っていますが、多くの日本の子どもたちが「おやこえいご」によって英語を使える若者に成長すれば、「おやこえいご」は個人のレベルを越えて、日本のバイリンガル化につながると思います。ぜひ多くの人たちに本書のことを知ってほしいと思います。男性の口コミ子どもを英語に親しませたいと思い購入してみました。 手遊びや動画など具体的に紹介してあって助かります。
良くない口コミ
女性の口コミ0才から始められるなら三歳もできるだろうと思い、ためし読みを見てから購入。しかし、最後のQ&Aで幼稚園に行ってからでは遅い、著者すすめる方法で学ばせるより、小学校からの勉強の方がいいかもしれません。って書いてました。 確かに著者の書いていた幼稚園生の例に漏れず、動画を見せても英語嫌だー日本語がいいー!!と主張します。 スタートが大事なら「0才から始められる」ではなく、「0才から始める」とか「0~2才から始める」って書いてくれると対象年齢分かりやすくないですか? またはためし読みでわかるようにページの最初に書いてください。 幼稚園からでは遅いって… うちの子に英語のプレゼントをあげられず残念です。女性の口コミ英語教育の専門家ということで、もう少しエビデンスの話も交えてあるのかと思いきや、むしろ○○さん家の英語育児的な本でした。 エビデンスに基づいた話であれば、斎藤淳さんの本の圧勝ですし、実践的な取り組み方法であれば船津徹さんの本の圧勝です。家庭での取り組みとしては、3ナイタエさんの本の方が、工夫例や親の姿勢も豊富に紹介されていて役立ちます。 インプット量の確保など他の英語育児の本に書いてある内容が中心で目新しいものは見当たりません。そして、この本の最大の問題は、プロゆえの自信なのか、自分のやり方が唯一絶対の方法のように書かれてる姿勢に違和感をぬぐえなかったことです。特に、1歳半から3歳までのインプットが全てです、3歳頃から始める場合は、なかなか難しいですね、という感じ。3歳以降から初めて、流暢に使いこなしている人も、たくさんいます。その一方で、3歳以降からの学習者にたいして、習得方法を提示できない英語教育者ってどうなんでしょう 同様に、ご自身が英語塾をやっているためと思いますが、1歳から英語塾に通いましょう、おうち英語は危険です、というのにも首をかしげざるを得ませんでした。低年齢のうちはおうち英語で成果をあげられている方も少し探せばたくさん見つけられます。 さらにいうと、著書全体につき、整然とした構成とは言えませんでした。これは著者の構成力の問題でしょう。 見るべき点といえば、おすすめ動画リスト。最初としては使えるかなと思いましたし、いくつか参照もさせていただきました。ただこれも、実はメジャーどころばかりで、多少知見を得ると、インスタなどで、最近人気の有名チャンネルが他に色々見つかります。著者の年代的に、ネットの情報収集能力には限界があるのかもしれません。 結局、この本で特に見るべき点はなく、最近読んだ英語に関する本の中でもかなり残念な本でした
まとめ
この記事では
について紹介いたしました。
お子様の英語教育について悩んでいる方、まずは一度この本を手にとっていただいて、親としての姿勢はどうあるべきかなどの意識を高めるのに役立ててみてはいかがでしょうか。
また、幼児英語教室を検討されている方も、おやこえいごとの併用で相乗効果が生まれると言うことですので、参考にしてみてください。
この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。