2020年に教育改革が行われて、小・中・高校の英語教育が大きく変わることになりました。
この記事では、2020年の教育改革の概要をお伝えすることで、
・英語教育はどのように変わるのか
・親としてどのように対応していけば良いのか
を解説したいと思います。
結論
教育改革が行われ、以下の英語の4つの力
・「聞く」、「読む」、「書く」、「話す」
を強化していくため、小学3年生から英語の授業が始まることになりました。
英語教育は具体的にどのように変わるのか
教育の方針は文部科学省で定められる学習指導要領で決められます。
現在最新の学習指導要領には「外国語教育の充実」として、以下のような記載があります。
・小学校において、中学年で「外国語活動」を、高学年で「外国語科」を導入 ※小学校の外国語教育の充実に当たっては、新教材の整備、養成・採用・研修の一体的な改善、専科指導の充実、外部人材の活用などの条件整備を行い支援
・小・中・高等学校一貫した学びを重視し、外国語能力の向上を図る目標を設定するとともに、国語教育との連携を図り日本語の特徴や言語の豊かさに気付く指導の充実
https://www.mext.go.jp/content/1421692_1.pdf
このことからわかるように、英語教育はますます力を入れて進められていくこととなります。
小学校
小学校の英語教育は例えば
自分たちの街について調べて、それを英語で発表する
といった、より主体的な外国語教育が行われるようになります。
小学校高学年になると、今まで中学校で勉強していた内容を前倒しで学び始めることとなります。
600〜700語程度の英単語を習得することが目標にされています。
これは、現行の中学校で学ぶ語彙(1300語)の約半分です。
中学校
中学校にまでなると目標は
英語で授業を実施することを基本とする
とされています。
また、こちらも従来高校で学んでいた仮定法等の文法事項を前倒しで学んだり、覚える単語数も1600〜1800語と今までの約1.5倍になります。
高校
高校では入試から変わる動きがあります。
例えば東京都の高校入試では英語のスピーキングテストの導入が予定されていました。
時期の延期が発表され、実施の対象は2023年2月に入試を迎える学年からになっています。
こういった動きがあるように、英語教育は着実に変わっていっています。
どのように対応していけば良いか
以上を踏まえて、子を持つ親としてどう対応していけば良いのでしょうか。
それに対する私の回答は、
基本的には学校教育で十分。しかし幼いうちから英語に触れて慣れさせる
ということがベストなのではないかと思います。
あくまで、大学入試などの面だけを考えると、英語は絶対にできた方が子どもにとって相当有利になることは間違いありません。
そのためにも、英語に全く抵抗感のない幼児の頃から英語に触れされておくということが大事なのではないかと考えます。
まとめ
以上、2020年教育改革によって、英語教育がどのように変化したのか、また、親としてどうすれば良いのかということを解説いたしました。
国全体が英語の能力を重要視している今、英語ができるということはかなりのアドバンテージになります。
もしくは、英語ができるということが当たり前になり、英語+αの能力を求められる時代になっていくのかもしれません。
いずれにしても、親として、
子どものうちから英語に慣れさせておく
ということは子どもにとって非常に大きなプレゼントになるのではないかと思います。
この記事が皆さんの参考になれば幸いです。